楽天モバイルの2023年通期の業績を開示、契約数や基地局数も判明
- 2024年02月15日
- Rakuten-総合
Rakuten Group (楽天グループ)は2023年(2023年12月期)通期の業績の発表に伴い同社の完全子会社であるRakuten Mobile (楽天モバイル)の業績も開示した。
Rakuten Mobileの2023年12月31日に終了した12か月間となる2023年通期の売上高は前年同期比17.7%増の2,248億8,500万円、営業損失は前年同期比29.8%減の3,225億300万円である。
売上高の内訳は移動体通信事業者(MNO)として行う携帯通信事業が前年同期比57.3%増の1,180億8,800万円、仮想移動体通信事業者(MVNO)として行う携帯通信事業が前年同期比37.0%減の122億4,300万円、端末販売が前年同期比13.0%減の569億円、その他が前年同期比20.9%増の376億5,400万円となっている。
2023年12月31日に終了した3か月間となる2023年第4四半期のARPUはMNOとして行う携帯通信事業が前年同期比9.5%増の1,986円、MVNOとして行う携帯通信事業が前年同期比10.7%減の2,300円となった。
解約率はMNOとして行う携帯通信事業が前年同期比2.14ポイント減の1.68%である。
2023年12月31日時点の契約数はMNOとして行う携帯通信事業が前年同期比33.6%増の596万件、BCP用途が13万件、MVNOとして行う携帯通信事業が前年同期比29.8%減の37万件、合計が前年同期比29.6%増の646万件に達した。
なお、MNOとして行う携帯通信事業のARPU、解約率、契約数は個人向けのB2Cおよび法人向けのB2Bを含むが、BCP用途は含まない。
BCP用途はB2BでBCP用途に販売する回線を意味しており、2023年第2四半期から契約者が発生している。
郵便局店を含めた販売店数は前年同期比28.9%減の853店舗となった。
屋外基地局数は第4世代移動通信システム(4G)が前年同期比17.2%増の60,940局、第5世代移動通信システム(5G)の3.7GHz帯が前年同期比64.2%増の11,592局、4Gの人口カバー率は前年同期比0.8ポイント増の98.8%である。
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