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楽天グループが2023年通期の業績を発表、赤字幅は縮小



Rakuten Group (楽天グループ)は2023年(2023年12月期)通期の業績を発表した。

2023年12月31日に終了した12か月間となる2023年通期の連結売上高は前年同期比7.8%増の2兆713億1,500万円、親会社の所有者に帰属する当期純損失は前年同期比10.0%減の3,295億3,500万円となった。

2023年通期の当期純損失は2桁の減少を記録しており、赤字幅は縮小したことになる。

業績の発表に伴いセグメント別の業績も開示した。

業績報告のセグメント区分はインターネットサービスセグメント、フィンテックセグメント、モバイルセグメントとなっている。

モバイルセグメントの2023年通期の売上高は前年同期比3.9%増の3,645億5,600万円、セグメント損失は前年同期比70.4%減の3,375億2,400万円となった。

内部取引などを調整前のセグメントに係る売上高合計でモバイルセグメントの占有率は15.8%にとどまる。

モバイルセグメントは最も規模が小さく、前年同期比で最も成長率が低いセグメントである。

なお、モバイルセグメントは通信サービスおよび通信技術の提供や電力サービスの運営などの事業で構成している。

Rakuten Groupの完全子会社であるRakuten Mobile (楽天モバイル)や同社の完全子会社であるRakuten Symphony (楽天シンフォニー)などがモバイルセグメントの主な事業会社となる。

Rakuten Mobileでは2023年4月にKDDIおよび同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone Company (沖縄セルラー電話)と新たなローミング協定を締結した。

新たなローミング協定の締結に伴う設備投資計画の変更で2023年通期には基地局の工事の中止などに係る一時的な費用として135億9,800万円が発生している。

2023年10月には700MHz帯の割当を受けており、携帯通信網の構築で700MHz帯も活用する。

Rakuten Symphonyでは同社が携帯通信網の構築に協力したドイツの移動体通信事業者(MNO)である1&1 Mobilfunkが本格的に携帯通信事業を商用化した。

Rakuten Group

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