Thurayaの衛星電話サービス、中国と東南アジアの一部で復旧
- 2024年05月20日
- SoftBank-総合, 海外携帯電話
アラブ首長国連邦(UAE)のAl Yah Satellite Communications Companyの子会社で同国のThuraya Telecommunications Companyが運用する衛星電話サービスは中国および東南アジアの一部で復旧したことが分かった。
Thuraya Telecommunications Companyが運用する衛星電話サービスは日本標準時を基準に2024年4月16日の1時30分頃から日本を含むアジア太平洋地域で利用できない事象が発生している。
SoftBank Corp.はインドシナ半島地域では復旧したことを案内しており、Thuraya Telecommunications Companyの発表から詳細な情報を確認できる。
インドシナ半島地域では2024年5月10日までに復旧に成功したという。
復旧した地域には中国の大部分、ベトナム、ミャンマー(ビルマ)、タイ、マレーシアの西部、シンガポール、インドネシアの西部が含まれる。
Thuraya Telecommunications Companyの発表には記載していないが、ベトナムやタイが復旧の対象に含まれるため、ベトナムとタイの中間に位置するラオスやカンボジアでも復旧したと思われる。
衛星電話サービスの通信障害はThuraya Telecommunications Companyが運用するThuraya 3の衛星ペイロードに異常が発生したことが原因であるため、Thuraya 3が単独でカバーするアジア太平洋地域が影響を受けている。
復旧した地域はThuraya 3が単独でカバーしていたが、Thuraya 2のカバレッジの境界付近でもあるため、Thuraya 2の調整で復旧した模様である。
なお、Thuraya 2とThuraya 3ともに周波数はLバンドを使用する。
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