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インドの携帯電話事業者が2年半ぶり値上げ、5G投資などが重荷



インドの移動体通信事業者(MNO)であるReliance Jio Infocomm、Bharti Airtel、Vodafone Ideaは2024年7月上旬に携帯通信サービスの料金を値上げした。

Reliance Jio InfocommおよびBharti Airtelは2024年7月3日、Vodafone Ideaは2024年7月4日に値上げを実行している。

3社ともプリペイドおよびポストペイドの両方で大半の料金プランが値上げの対象となっている。

料金の上昇率は料金プランで異なる。

Reliance Jio Infocommは12%から25%、Bharti Airtelは11%から21%、Vodafone Ideaは11%から24%の範囲である。

インドの主要な移動体通信事業者による一斉の値上げは2021年12月上旬以来で約2年半ぶりとなる。

値上げの背景として過度な価格競争や第5世代移動通信システム(5G)への大規模な投資が影響したと考えられる。

Reliance Jio Infocommは低廉な料金を特徴として新規参入したが、過度な価格競争が進み、複数回の値上げを実行後もARPUは業界全体で低い水準で推移している。

さらに5Gに係る大規模な投資も重荷となっている。

2022年8月に終了した周波数オークションや通信設備の調達など5Gに関連した莫大で継続的な支出が重なり、値上げを避けられなくなった。

疲弊した移動体通信事業者は新規投資を抑制しており、2024年6月に終了した周波数オークションは低調な結果に終わり、移動体通信事業者が支出を抑制する姿勢が顕著に反映された。

値上げに伴い2025年通期のARPUは前年同期比で15%以上の上昇が期待されている。

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