バングラデシュの携帯電話事業者、データ通信を段階的に再開
- 2024年08月05日
- 海外携帯電話
バングラデシュの移動体通信事業者(MNO)はデータ通信の提供を段階的に再開していることが分かった。
バングラデシュでは各地で抗議行動が発生したため、バングラデシュ政府は沈静化を目的として移動体通信事業者にデータ通信の遮断を命令していた。
バングラデシュの移動体通信事業者はBanglalink Digital Communications、Grameenphone、Robi Axiata、Teletalk Bangladeshの4社で、いずれもデータ通信の遮断に応じた。
そのため、2024年7月18日以降はデータ通信を利用しづらい事象が継続していたが、2024年7月23日の夜にデータ通信を再開したという。
データ通信は段階的に再開しているため、地域によって再開状況に違いがある。
治安情勢が比較的安定化した地域からデータ通信を順次再開していると考えられる。
在バングラデシュ日本国大使館は電子メールで不要不急の行動に関する注意喚起を配信しており、バングラデシュ国内で受信した邦人に対して滞在場所を返信するよう要請している。
基本的にはデータ通信を利用できる環境で不要不急の行動に関する注意喚起を受信していることになるため、在バングラデシュ日本国大使館は返信内容からデータ通信を再開した場所や各地域の治安情勢の把握に努める模様である。
なお、滞在場所の返信は協力の要請で、義務ではない。
返信の例としてダッカ管区ダッカ市グルシャン地区と記載しており、返信する場合は地区まで記載することが望ましいと思われる。
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