日本向けのGalaxy Z Flip6、ミリ波の5Gは非対応に

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韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)の日本法人であるSamsung Electronics Japan (サムスン電子ジャパン)はスマートフォン「Galaxy Z Flip6」を日本向けに発表した。

日本向けのGalaxy Z Flip6としてはNTT DOCOMOがGalaxy Z Flip6 SC-54E、KDDIおよび同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone Company (沖縄セルラー電話)がGalaxy Z Flip6 (SCG29)、Samsung Electronics JapanがGalaxy Z Flip6 (SM-F741Q)の販売を行う。

日本向けのGalaxy ZシリーズのFlipレンジは第5世代移動通信システム(5G)の無線方式であるNR方式の周波数としてGalaxy Z Flip4よりミリ波(mmWave)の周波数を中心に定義されたFR2-1のNR Bandも実装してきた。

しかし、Galaxy Z Flip6ではFR2-1のNR BandはGalaxy Z Flip3 5G以来の非対応となった。

NTT DOCOMOとKDDIはGalaxy Z Flip6の通信速度を公開している。

NTT DOCOMOでは下り最大4.2Gbps/上り最大218Mbps、KDDIでは下り最大4.1Gbps/上り最大218Mbpsとなる。

先代機種のGalaxy Z Flip5ではNTT DOCOMOで下り最大4.9Gbps/上り最大1Gbps、KDDIで下り最大4.9Gbps/上り最大954Mbpsであるため、Galaxy Z Flip6は先代機種から通信速度が低下したことになる。

日本向けのSamsung Electronics製のスマートフォンとしてはGalaxy S24も先代機種で実装したFR2-1のNR Bandを削除している。

FR2-1のNR Bandを利用できる条件が限定的で、FR2-1のNR Bandの実装は必須ではないため、コストや実用面などを総合的に考慮してFR2-1のNR Bandは非対応とする仕様で決定したと思われる。

なお、表記の通信速度は技術規格上の理論値である。