NTTドコモ関西支社、Massive MIMO無線装置を搭載した移動基地局車を導入
- 2024年09月01日
- docomo-総合
NTT DOCOMOの関西支社はMassive MIMO (大規模MIMO)に対応したアンテナ一体型無線装置を搭載した移動基地局車を導入した。
2024年8月3日に開催した第36回なにわ淀川花火大会でNTT DOCOMOの関西支社としては初めてMassive MIMOに対応したアンテナ一体型無線装置を搭載した移動基地局車を展開したという。
2024年はイベントなどが盛んに行われ、さらに近年はSNSなどに写真や動画をはじめとする大容量のデータをアップロードする機会が増大しており、通信品質の強化が課題となっている。
一時的に人口が集中するイベントなどで安定した通信を実現するために、Massive MIMOに対応したアンテナ一体型無線装置を搭載した移動基地局車を導入することになった。
Massive MIMOに対応したアンテナ一体型無線装置はスウェーデンのEricssonが設計開発したAIR 3268 B78Yである。
AIR 3268 B78Yでは無線方式は第5世代移動通信システム(5G)の要求条件を満たすために規定されたNR方式を運用できる。
周波数はサブ6GHz帯(Sub6)の3.7GHz帯に対応しており、帯域幅は100MHz幅で動作する。
NR BandはFR1のn78として運用している。
NTT DOCOMOとしてはNR方式ではEricsson製の無線装置の展開はAIR 3268 B78Yが初めてである。
大阪府大阪市では移動基地局車に限らず、常設の基地局としてもAIR 3268 B78Yの展開を開始したことを確認できている。
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