シンガポールのST Telemedia、U Mobileの外資所有調整に同意
- 2024年12月07日
- 海外携帯電話
マレーシアの移動体通信事業者(MNO)であるU Mobileは同社の筆頭株主でシンガポールのStraits Mobile Investmentsが外資所有の調整に同意したと発表した。
Straits Mobile InvestmentsはシンガポールのST Telemediaとして事業を行うSingapore Technologies Telemediaの完全子会社で、U Mobileの株式の48.3%を保有している。
U Mobileの経営権は確保していないが、U Mobileの経営に重要な影響を与えている。
他方、マレーシアの政府機関で電気通信分野などの規制を司るマレーシア通信マルチメディア委員会(Malaysian Communications and Multimedia Commission:MCMC)はマレーシアで第2の第5世代移動通信システム(5G)を構築する移動体通信事業者を選定することになった。
U Mobileはマレーシア通信マルチメディア委員会に提出した提案ではU Mobileがマレーシアで第2の5Gを構築する移動体通信事業者として選定された場合は外資の持分比率を20%に調整することを約束していた。
最終的にマレーシアで第2の5Gを構築する移動体通信事業者としてU Mobileが選定された。
そのため、U Mobileはマレーシア通信マルチメディア委員会に提出した提案の通りに外資の持分比率を20%まで低下させるとともに、マレーシア人からの投資を受け入れる。
外資の持分比率の調整にはSingapore Technologies TelemediaもしくはStraits Mobile Investmentsの同意が必要となる。
U MobileはStraits Mobile Investmentsが外資の持分比率の調整に同意したことを発表しており、5Gの構築に向けて準備できたと強調している。
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