北朝鮮のkoryolink、携帯電話サービスの商用化から16年
- 2024年12月15日
- DPRK
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の移動体通信事業者(MNO)であるCHEO Technology JV Company (逓オ技術合作会社)は携帯電話サービスの商用化から16年を迎えた。
CHEO Technology JV Companyは2008年12月15日に携帯電話サービスを商用化したため、2024年12月15日には携帯電話サービスの商用化から16年が経過したことになる。
携帯電話サービスの商用化に向けて2008年1月24日付けで朝鮮民主主義人民共和国の政府機関として存在した逓信省(Ministry of Posts and Telecommunications:MPT)とWCDMA 移動通信奉仕提供及び運営合意書を締結しており、事実上の携帯電話サービスの提供や運営に係る免許の交付を受けた。
無線方式は朝鮮民主主義人民共和国では初めて第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式を採用することになった。
2008年12月15日には朝鮮民主主義人民共和国の首都・平壌市に位置する人民文化宮殿(People’s Palace of Culture)で記者会見を行い、さらに国際通信局(INTERNATIONAL COMMUNICATION CENTRE)で式典を開催して携帯電話サービスを商用化した。
koryolink (高麗リンク)の商標で携帯電話サービスを提供している。
依然として平壌文化語(朝鮮語)でも外来語を含む高麗リンクの表記を使用することもあるが、平壌文化語では完全に漢字語に由来する高麗網に表記を切り替える傾向にある。
携帯電話番号帯は191番号帯の指定を受けているため、携帯電話番号帯に由来する191の呼称も存在する。
なお、逓信省は朝鮮民主主義人民共和国の政府機関の再編に伴い廃止しており、逓信省などの機能を承継する政府機関として新たに情報産業省(Ministry of Information and Communications Technology Industry:MICTI)を設置した。
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