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マカオ特別行政区のCTM、5G NRのn79を運用開始



マカオ特別行政区の移動体通信事業者(MNO)であるCompanhia de Telecomunicacoes de Macau (澳門電訊:CTM)は第5世代移動通信システム(5G)で新たな周波数の利用を開始した。

Companhia de Telecomunicacoes de Macauは5Gの無線方式として5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を導入しており、NR方式では新たなNR BandとしてFR1のn79の運用を開始したことを確認できた。

少なくとも確認できた範囲ではマカオ特別行政区のタイパ島でn79を運用している。

マカオ特別行政区の政府機関で電気通信分野などの規制を司る郵電局(Direccao dos Servicos Correios e Telecomunicacoes)は5G向け周波数を段階的に追加および割当してきた。

Companhia de Telecomunicacoes de Macauは新たに5G向け周波数として割当を受けた4800~4860MHzの利用を開始しており、n79として60MHz幅で運用を開始した。

無線アクセスネットワーク(RAN)構成はスタンドアローン(SA)構成とノンスタンドアローン(NSA)構成で利用できる。

高トラヒックエリアを中心としてキャパシティの強化でn79を展開する計画である。

なお、基地局を構成する無線装置のベンダは中国のHuawei Technologies (華為技術)を採用している。

n79を導入した国および地域は世界的に少なく、プライベートネットワークやプライベートネットワークに類似した制度を除いて、商用の携帯電話サービスでn79を導入した国および地域は中国本土、日本、香港特別行政区に次いでマカオ特別行政区が4番目となった。

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