ニュージーランドのOne NZ、サイクロンで一部停波も衛星直接通信で補完
- 2025年04月18日
- 海外携帯電話

ニュージーランドの移動体通信事業者(MNO)であるOne New Zealand Groupは温帯サイクロンの影響で地上の基地局の一部が停波するも衛星と携帯端末の直接通信で補完していることを発表した。
ニュージーランドでは温帯サイクロン・タムが直撃した影響で、One New Zealand Groupが地上で開設した基地局の一部が稼働していないという。
特にノースランド地方、オークランド地方、ワイカト地方、ベイ・オブ・ブレンティ地方で基地局の停波が確認されている。
そのため、One New Zealand Groupは基地局の停波で影響を受けた地域では衛星と携帯端末の直接通信で補完している。
One New Zealand Groupは米国(アメリカ)のSpaceXとして事業を行うSpace Exploration Technologiesと協力して衛星と携帯端末の直接通信を商用化した。
Space Exploration Technologiesが運用するStarlinkの衛星を活用してOne NZ Satellite TXTとして2024年12月19日より衛星と携帯端末の直接通信による通信サービスを提供する。
One NZ Satellite TXTの対応機種を利用するOne New Zealand Groupの加入者は追加料金なしでテキストメッセージの送受信を利用できる。
当初はOne NZ Satellite TXTを利用できる料金プランをポストペイドプランに限定していたが、2025年4月9日からはプリペイドプランも対応した。
既存のOne New Zealand Groupの加入者以外に対しては最寄りのスーパーマーケットなど小売店でOne New Zealand GroupのプリペイドSIMを入手することで、衛星と携帯端末の直接通信を利用できると案内している。
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