パラオのPNCCで通信障害が頻発、設備更新が遅延
- 2025年04月18日
- 海外携帯電話

パラオの移動体通信事業者(MNO)であるPalau National Communications Corporation (パラオ国立通信公社:PNCC)で通信障害が頻発していることが分かった。
2025年4月には2025年4月3日にアンガウル州、2025年4月9日にアイメリーク州、2025年4月17日に再びアンガウル州で通信障害が発生しており、2週間で3回も通信障害が発生したことになる。
原因は2025年4月3日の事象がマイクロ波、2025年4月9日の事象が光ファイバで、いずれも伝送路の問題と判明しており、2025年4月17日の事象は原因が判明していない。
いずれも携帯通信サービスの一時的な中断などの影響が確認された。
これまでに、2025年2月にも2025年2月20日にコロール州、アイメリーク州、アルモノグイ州、カヤンゲル州、2025年2月28日に再びコロール州で通信障害が発生するなど、Palau National Communications Corporationでは通信障害が急増している。
2025年2月20日の事象は第3世代移動通信システム(3G)の通信設備の問題が原因という。
通信設備の老朽化に伴い通信障害が急増しているが、通信設備の更新に遅延が発生している模様である。
通信設備の更新と同時に第5世代移動通信システム(5G)も導入する計画であるが、5Gの導入も遅れている。
なお、Palau National Communications Corporationはパラオ国営の移動体通信事業者で、PalauCelとして携帯通信事業を行う。
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