Pixel 10シリーズのスマホ、Skyloの衛星通信でも技適通過
- 2025年12月02日
- Android関連
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は同省が運営する電波利用ポータルで電波法に基づく技術基準適合証明などを受けた機器の情報を更新した。
米国(アメリカ)のGoogle製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「GL066又はGK2MP」、「GN4F5又はGEHN3」、「GYPW4又はG45RY」が2025年4月25日および2025年6月27日付け、「GU0NP又はGM66V」が2025年6月30日付けでDSP Researchを通じて電波法に基づく工事設計認証を受けたことが分かった。
それぞれPixel 10、Pixel 10 Pro、Pixel 10 Pro XL、Pixel 10 Pro Foldの型番である。
各機種とも日本で発売したが、工事設計認証を受けてから電波利用ホームページで公開するまで一定の期間を設けることができるため、発売後に工事設計認証の詳細が判明している。
Pixel 10 Pro Foldの型番は初回、Pixel 10 Pro Fold以外の型番は2回目で証明規則第2条第30号に規定する特定無線設備としても工事設計認証を受けている。
証明規則第2条第30号に規定する特定無線設備はインマルサット携帯移動地球局の特定無線設備の種別である。
Pixel 10シリーズのスマートフォンでは衛星通信として米国のSkylo Technologiesが英国(イギリス)のInmarsat Globalと協力して提供するNB-IoTをベースとしたIoT-NTNを実装しており、日本の制度上ではインマルサットIoT型に該当する。
2025年6月25日付けで電波法施行規則(昭和25年電波監理委員会規則第14号)、無線設備規則(昭和25年電波監理委員会規則第18号)、特定無線設備の技術基準適合証明等に関する規則(昭和56年郵政省令第37号)を改正しており、インマルサット携帯移動地球局にインマルサットIoT型を追加して制度整備が行われた。
Pixel 10シリーズではSkylo Technologiesの衛星通信でも工事設計認証を受けたことになる。
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