韓国でVoLTEとLTE-Advancedを体験
- 2014年05月11日
- ブログ
LTE大国でLTE先進国の韓国。
韓国といえば、キムチや韓国海苔よりもLTEでしょう。
ということで、韓国を訪問した際にVoLTEとLTE-Advancedを日本での開始に先立って体験してみた。
VoLTEはLG U+のネットワーク、LTE-AdvancedはSK Telecomのネットワークを使用した。
LG U+が販売するSamsung GALAXY S III SHV-E210Lはソウルと仁川に滞在した間で一度も3Gに落ちることなく、色々と問題を起こしたソウル地下鉄に乗車中でもずっとLTEに接続されていた。
この1年以内に東アジアの地下鉄はソウル地下鉄、北京地鉄、深圳地鉄、香港MTR、平壌地下鉄、京都市営地下鉄を使ったが、ソウル地下鉄(LG U+使用)と香港MTR(SmarToneとChina Mobile Hong Kong使用)と京都市営地下鉄(NTT docomo使用)は基本的にLTE、北京地鉄(China Mobile使用)はたまにLTE、深圳地鉄(China Mobile使用)は3G、平壌地下鉄(koryolink使用)はずっと圏外といった感じ。
日本のモバイルネットワークは凄いと言われるし実際そのようにも思うが、香港は都市国家なのでともかく韓国はLTEのみの端末も出しているだけに侮れない。
LTE接続時に音声通話を試みると、アンテナピクトは4Gのまま。
VoLTEを提供していなければ3Gに落ちるところであるが、4GのままということでVoLTEを体験。
相手側がVoLTEではないので音声通話の品質を比較するのは控えておくが、とりあえずLTEネットワーク上で音声通話を体験できたということでひとまず満足できた。
LG U+はLTE 2100(B1) MHzの10MHz幅とLTE 850(B5) MHzの10MHz幅で提供する。
LTE 2100(B1) MHzは日本でも散々体験しているが、LTE 850(B5) MHzに接続して通信を確認したのは今回が初めて。
とりあえず、今までに国内外で接続を確認したバンドはLTE B1/B3/B5/B7/B8/B11/B18/B19/B21/B28/B38/B39/B40/B41になったということで。
韓国といえば、VoLTEだけではなくLTE-Advancedも。
SK Telecomは世界で初めてLTE-Advancedを商用化した移動体通信事業者である。
仁川にてLTE-AdvancedとLTEを比較するデモを実施していた。
デモに使われていた端末はLG G2 LG-F320S。
隠しメニューでの確認はしていないが、LTE-Advancedの主要技術であるキャリアアグリゲーションを適用しているとのことである。
SK TelecomなのでキャリアアグリゲーションはCA_3-5。
韓国はLCCを使えば安く行けるので、また機会があれば行きたいところ。
次に行く機会があるとしたら、3バンドのキャリアアグリゲーションが開始してからかな。
今回は、移動体通信事業者の営業停止処分を見に行く目的もあったりしたのであるが、VoLTEとLTE-Advancedを使えたので韓国旅行を満喫できたと思う。
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