中国当局、中国電信と中国聯通にFDD-LTEのライセンスを正式に交付
- 2015年02月27日
- 海外携帯電話
中国の行政機関で中国における電気通信事業を管轄する中華人民共和国工業和信息化部の電信管理局は2015年2月27日付けで中国の移動体通信事業者であるChina Telecom(中国電信)とChina Unicom(中国聯通)に対してFDD-LTE方式のライセンスを正式に交付した。
これにより、China TelecomとChina Unicomは正式にFDD-LTE方式で商用サービスを提供できることになる。
中国政府がTD-LTE方式を推進する意向であるため、早期からFDD-LTE方式の導入を表明していたChina TelecomとChina Unicomに対しても先にChina Mobile(中国移動)と同様にTD-LTE方式による商用サービスのライセンスが交付されていた。
FDD-LTE方式とTD-LTE方式のハイブリッドネットワークを運用するための試験サービスとして2014年6月にはChina TelecomとChina Unicomに対してFDD-LTE方式の限定的なライセンスを交付されていたが、ようやく正式に商用サービスのライセンスが交付されることになり、中国全土においてFDD-LTE方式での展開が可能となる。
なお、試験サービスの頃から一般ユーザも利用できる状態にあったため、商用サービスのライセンスが交付される前後でユーザ側が利用するサービスに何らかの変化が生じることはない。
FDD-LTE方式の周波数はChina TelecomがFDD-LTE 2100(B1) MHzの25MHz幅*2を保有し、China UnicomがFDD-LTE 1800(B3) MHzの30MHz幅*2を保有しており、両社ともまずは20MHz幅*2で運用を開始しており、通信速度は下り最大150Mbps/上り最大50Mbpsとなる。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。