パキスタン政府が約1100万枚のSIMカードを無効にしたことが明らかに
- 2015年03月11日
- 海外携帯電話
パキスタンの行政機関で電気通信事業を管轄するPakistan Telecommunication Authority(PTA)はSIMカードの登録に関するステータスを明らかにした。
Pakistan Telecommunication AuthorityはSIMカードをテロなど犯罪行為に悪用されることを防止するため、パキスタンにおけるすべてのSIMカードの登録を義務付けている。
SIMカードの登録とは、SIMカードの所有者が移動体通信事業者の販売店もしくは販売代理店を訪問し、SIMカードの正確な所有者と指紋情報を登録する。
パキスタンではSIMカードの転売などで最初の購入者と現在の利用者が異なってる場合も多く、その影響でテロなど犯罪行為にも利用しやすい状況となっており、実際に通信手段として携帯電話が活用されたテロ事件も発生している。
そのために開始されたSIMカードの登録であるが、2015年3月9日までに約8,000枚のSIMカードの手続きを処理したという。
処理したSIMカードのうち6,876万枚のSIMカードが所有者の登録が正常に完了したものの、1,096万枚のSIMカードは所有者を確認できないもしくはブロックの対象となり、実質的に1,096万枚のSIMカードが無効化されたことになる。
SIMカードの登録は2015年4月14日が期限となっているため、パキスタンの有効な未登録のSIMカードを所有している場合は、期限までに移動体通信事業者の販売店もしくは販売代理店に行く必要がある。
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