ジンバブエのTelecel Zimbabweが携帯電話サービスを終了へ
- 2015年03月13日
- 海外携帯電話
ジンバブエの移動体通信事業者であるTelecel Zimbabweは移動体通信サービスを終了する見通しであることが分かった。
ジンバブエの行政機関で電気通信事業を管轄するOffice of the President and Cabinetの関係者はTelecel Zimbabweの移動体通信サービスを終了させる意向を示したと複数のジンバブエメディアが報じている。
Telecel Zimbabweは移動体通信サービスのライセンスを保有せずに移動体通信サービスを提供してきたため、Office of the President and CabinetはTelecel Zimbabweの移動体通信サービスを終了させるべきと判断したという。
2013年にジンバブエの移動体通信事業者であるEconet Wirelessが1998年に取得した15年間のライセンスの満期を迎え、8,500万米ドルのライセンス料を支払うとともに今後20年間のライセンスを取得したが、これと同時にTelecel Zimbabweがライセンスが切れた状態で移動体通信サービスを提供している事実が判明したとのことである。
Telecel Zimbabweがライセンス料を支払わない理由としては、資金面の問題でライセンス料を支払えない状況にあるためとされている。
報道が事実であれば、間もなくTelecel Zimbabweは移動体通信サービスを終了させられることになるが、ジンバブエ2位の移動体通信事業者であるため、移動体通信サービスが終了すれば影響範囲は広いと思われる。
なお、Telecel ZimbabweはTelecel GlobeやEmpowermentが出資している。
筆頭株主はVimpelCom傘下で旧Orascom Telecomとして知られるGlobal Telecom傘下のTelecel Globeで、Telecel Zimbabweの60%の株式を保有し、残りの40%はEmpowermentを主としたコンソーシアムが保有している。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。