台湾大哥大によるAPT700の追加取得を承認、APT700で20MHz幅の提供が可能に
- 2015年03月20日
- 海外携帯電話
台湾の移動体通信事業者であるTaiwan Mobile(台湾大哥大)は周波数の追加取得が台湾の行政機関であり電気通信事業を管轄する国家通訊伝播委員会(NCC)によって承認されたと発表した。
Taiwan MobileはAPT700 FDDと呼ばれるFDD-LTE 700(B28) MHzにおいて5MHz幅を追加で取得する。
5MHz幅はFoxconn Technology Group(鴻海科技集団)傘下のAmbit Microsystems(國碁電子)より買収しており、追加取得した周波数範囲はTaiwan Mobileが周波数オークションを経て獲得したFDD-LTE 700(B28) MHzの15MHz幅と隣接しているため、連続した20MHzでLTEサービスを提供できる。
連続した20MHzでLTEサービスを提供できるため、LTE-Advancedの主要技術であるキャリアアグリゲーションに非対応でもLTE UE Category 4以上に対応していれば下り最大150Mbps/上り最大50Mbpsの高速な通信を利用できる。
なお、台湾ではFarEastone Telecommunications(遠傳電信)がFDD-LTE 1800(B3) MHzで20MHz幅を保有しているが、一部の周波数範囲にGSM方式が残っているため、5MHz幅のみLTE方式で利用可能となっている。
そのため、Taiwan Mobileは台湾で連続した20MHz幅でLTEサービスを提供できる唯一の移動体通信事業者となる。
すでに一部では先行して連続した20MHz幅で運用していることが報告されていたが、国家通訊伝播委員会に承認されたことで台湾全土で正式に連続した20MHz幅で提供できるようになる。
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