GSAがLTEネットワークに関する調査を発表、138の国と地域で393の事業者が提供中
- 2015年04月11日
- 海外携帯電話
Global mobile Suppliers Association(GSA)は世界のLTEネットワークに関する最新の調査結果を2015年4月9日付けで発表した。
商用のLTEサービスは138の国と地域において393の事業者が提供しており、過去1年間には107の事業者が商用のLTEサービスを開始したという。
商用サービスを開始しているかどうかに関係なく、LTE方式のサービス提供や研究開発に投資している事業者は181の国と地域において644の事業者の達するとのことである。
LTE-Advancedの主要技術であるキャリアアグリゲーションは39の国と地域において64の事業者が提供しており、LTEネットワークで音声通話を実現するVoLTEは7の国と地域において16の事業者が提供している。
周波数ごとの利用状況も明らかにされている。
世界で最も採用されている周波数は1.8GHz帯(Band 3)で、86の国と地域において176の事業者が採用しておる。
また、商用として流通しているLTE端末の43%以上が1.8GHz帯のLTE方式に対応しているという。
2番目に採用されている周波数は2.6GHz帯(Band 7)で、1GHz未満で最も採用されている周波数は800MHz帯(Band 20)となっている。
2014年より各地で利用が始まったAPT700と呼ばれる700MHz帯(Band 28)は10の事業者が商用のLTEサービスで利用しており、APT700に対応したLTE端末は76機種が流通している。
APT700は世界各地で利用される計画で、すでに商用で利用している国や地域を含めて42の国と地域において利用される予定である。
依然としてFDD-LTE方式が主流であるが、TD-LTE方式の導入も世界各地で進んでいる。
34の国と地域において54の事業者がTD-LTE方式を採用しており、そのうち16の事業者がFDD-LTE方式とTD-LTE方式のデュアルモードで展開している。
また、TD-LTE方式で最も採用が多い周波数は2.3GHz帯(B40)であることも明らかにされている。
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