不動産開発会社CKT DevelopmentがPantechの買収に名乗り、買収に成功すればスマホ事業の撤退を計画
- 2015年05月07日
- 海外携帯電話
韓国の不動産開発会社であるCKT Developmentはジャーナリストなどを招待し、「Pantech復活 ジャーナリスト昼食懇談会」を韓国・ソウルで開催した。
懇談会ではPantechを復活する計画を説明し、清算に対しては否定的な見解を示した。
もしCKT DevelopmentがPantechの買収に成功すれば、スマートフォン事業から撤退してIoT事業に集中する方針という。
スマートフォン事業はApple、Samsung Electronics、中国メーカーなどに対抗することは難しいと判断しており、スマートフォン事業からは撤退することが妥当との考え方を明らかにしている。
また、Pantechのブランドは継続し、Pantechが保有する研究開発能力を生かしてIoT事業に注力するという。
これらの再生計画を説明するだけではなく、清算すれば多くの人が仕事を失うことになるため、清算は避けるべきとしている。
CKT Developmentは韓国や中国におけるビジネスを手掛けており、ソウルで中華街の開発、中国の企業と共同で学校の運営などが実績とされている。
スマートシティの開発にも関心を示しており、Pantechの研究開発能力を生かすことを計画している可能性もある。
ただ、CKT DevelopmentはPantechの買収に一度失敗しており、CKT DevelopmentはPantechの買収が難しいとの見方が出ている。
Pantechの3度目の売却作業でCKT Developmentが買収意向書を提出したが、ソウル中央地方裁判所からPantechを買収する能力はないと判断された。
CKT DevelopmentにPantechを買収させるよう世論の声を高めるために、懇談会を開催した可能性がある。
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