韓国3社が異なるキャリア間でVoLTEによる高音質通話の試験サービスを開始
- 2015年06月18日
- 海外携帯電話
韓国の行政機関で電気通信事業などを管轄する未来創造科学部は韓国において異なる移動体通信事業者間でVoLTE (Voice over LTE)による高音質通話の試験サービスを2015年6月30日より開始すると発表した。
韓国のはSK Telecom, KT, LG U+の3社の移動体通信事業者が存在しており、3社すべてがVoLTEによる高音質通話を提供している。
これまでVoLTEによる高音質通話は同一の移動体通信事業者間に限られていたが、異なる移動体通信事業者間でもVoLTEによる高音質通話を利用できるようにする。
商用サービスの開始前に影響力のあるブロガーや一般加入者を対象に試験サービスの利用者を募集し、対象者に対しては2015年6月30日より試験サービスとして提供する。
約1ヶ月の試験サービスを提供し、2015年8月より商用化する計画としている。
異なる移動体通信事業者間でのVoLTEによる高音質通話はすべてのVoLTE対応スマートフォンが対応する予定で、2015年11月までにすべてのVoLTE対応スマートフォンで順次利用できるようにする方針である。
韓国ではすでに174機種のVoLTE対応スマートフォンが発売されており、SK Telecom, KT, LG U+の3社が共同で品質試験を実施するとのことである。
未来創造科学部の調査では世界において韓国や日本を含む10の国と地域で17社の移動体通信事業者がVoLTEによる高音質通話の商用サービスを提供中とするが、異なる移動体通信事業者間でVoLTEによる高音質通話を商用化するのは韓国が初となる見通しという。
韓国の移動体通信事業者3社は世界で最初にVoLTEを導入したグループであるが、引き続きVoLTEの関連技術で世界をリードするとアピールしている。
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