OptisコンソーシアムがPantechの買収に成功すれば技術者以外のPantech従業員は解雇が濃厚に
- 2015年06月19日
- 海外携帯電話
韓国のPantechはOptisを中心としたコンソーシアムとM&Aに関する覚書を締結したことが判明しており、Optisを中心としたコンソーシアムがPantechを買収する可能性が浮上しているが、Optisを中心としたコンソーシアムがPantechの買収に成功すればPantechの従業員の多くは解雇となる見通しであることが韓国メディアの報道で分かった。
Optisを中心としたコンソーシアムはPantechの買収案として、約1200人のPantechの従業員のうち研究開発関連に従事する人材を中心に約400人のみ雇用を継続することを提案したという。
マーケティングなどを担当していた従業員は解雇となることが避けられない模様と伝えられている。
Pantechは企業再生手続きの廃止により清算となる可能性が高いと見られていただけに、Optisを中心としたコンソーシアムが雇用を継続するかどうかに関係なく、Pantechを去る覚悟を決めていた従業員も多いとの見方も出ている。
Optisを中心としたコンソーシアムはPantechの研究開発能力を高く評価しており、買収に成功すればPantechから引き継いだ従業員をスマートフォン事業の研究開発に活用するという。
ただ、スマートフォンの製造は韓国外で行うことを計画しているため、韓国国内のPantechが保有する工場の存続は不透明とされている。
Optisを中心としたコンソーシアムはスマートフォン需要の拡大が見込まれる東南アジアのスマートフォン市場に参入する計画を示しており、またフィリピンに拠点を設けていることから、フィリピンのスマートフォン市場への参入を狙っている可能性がある。
必要な手続きなどがスムーズに進めば、2015年7月17日までにM&Aに関する契約が正式に締結される予定である。
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