タイの4G周波数オークションで2枠に5社が参加表明、dtacグループからはdtac TriNetとdtac Broadbandが参戦
- 2015年09月01日
- 海外携帯電話
タイの政府機関で電気通信事業などを管轄するNational Broadcasting Telecommunications Commission (NBTC)は1.8GHz帯の周波数オークションに参加するために、5社が必要書類の取得にNational Broadcasting Telecommunications Commissionを訪問して周波数オークションへの参加を表明したことを明らかにした。
周波数オークションへの参加を表明した5社は2015年9月30日までに必要事項などの記入を済ませ、正式に周波数オークションへの参加を申請する必要がある。
対象となる帯域幅は15MHz幅が2ブロックで計30MHz幅となり、周波数を取得できる事業者は2社のみとなる。
1.8GHz帯はFDD-LTE方式で利用されることを想定しており、2016年2月頃より1.8GHz帯でFDD-LTE方式の運用開始を開始することが期待されている。
National Broadcasting Telecommunications Commissionは周波数オークションへの参加を表明した5社を公開しており、公示順にAdvanced Wireless Network、dtac TriNet、DTAC Broadband、True Move H Universal Communication、Jas Mobile Broadbandである。
Advanced Wireless NetworkはAISブランドを展開するAdvanced Info Service傘下で、Advanced Info Serviceの99.99%出資となっている。
dtac TriNetとDTAC Broadbandはいずれもdtacブランドを展開するTotal Access Communicationの完全子会社で、dtacグループからは2社が参戦することになる。
True Move H Universal CommunicationはTrue傘下でTrueの99.99%出資となり、Trueグループで移動体通信事業を手掛けるTrue Mobileグループの中核企業である。
Jas Mobile BroadbandはJasmine Internationalが周波数オークションに参加するために設立した企業で、出資比率はJasmine Internationalが99.997%出資となっている。
周波数オークションは2枠のうちに5社が参加を表明したため、少なくとも3社は獲得できないことになる。
なお、周波数オークションの規則には入札参加企業が2社のみの場合と2社より多い場合で最低落札価格が異なっており、2社より多い場合の最低落札価格が適用される見通しである。
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