豪州のTelstraがフィリピンの携帯電話市場に参入を計画か、San Miguelと交渉中
- 2015年09月02日
- 海外携帯電話
豪州の移動体通信事業者であるTelstraはフィリピンの移動体通信業界に参入する計画であることが分かった。
Telstraはフィリピンの移動体通信業界への参入を目指して、フィリピンの商社であるSan Miguel Corporation (SMC)と交渉を進めているという。
San Miguel Corporationは100%子会社のVega Telecomを通じてLiberty Telecomsに出資している。
Liberty Telecomsはwi-tribe Telecomsの株式を100%保有しており、サービスブランドをwi-tribeとしてWiMAXサービスを提供するが、将来的にはLTE方式を導入する可能性が有力視されている。
これまでLiberty TelecomsにはVega Telecomの他にカタールのOoredoo傘下のQtel West Bay、Wi-tribe Asia、White Dawn Solutionが出資していたが、2015年7月27日にVega TelecomがQtel West Bay、Wi-tribe Asia、White Dawn SolutionからLiberty Telecomsの全株式を取得したことでLiberty Telecomsを100%子会社とした。
この取引の結果、San Miguel CorporationはLiberty Telecomsおよびwi-tribe Telecomを間接的保有完全子会社としたが、Telstraはwi-tribe Telecomの事業に参画することを目指してSan Miguelと交渉している可能性が高い。
TelstraおよびSan Miguel Corporationからは公式声明は発表されておらず、続報を待ちたいところである。
なお、wi-tribeブランドはOoredooが展開しているため、San Miguel Corporationは自社の独自ブランドへの変更またはLiberty Telecomsのブランドに変更する可能性がある。
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