台湾之星が2.6GHz帯の周波数オークションに参加したことを表明
- 2015年09月04日
- 海外携帯電話
台湾の移動体通信事業者であるTaiwan Star Telecom(台湾之星電信:T STAR)は2.6GHz帯の周波数オークションに参加したことを明らかにした。
台湾の政府機関で電気通信事業を管轄する国家通訊伝播委員会(NCC)は2.6GHz帯の周波数オークションを2015年7月22日から開始しており、2015年9月4日まで入札を受け付けている。
それに伴い、Taiwan Star Telecomは取締役会で協議した結果、Taiwan Star Telecomの市場競争力を強化し、長期的な事業計画を満たすために2.6GHz帯の周波数オークションに参加することで決議したという。
その他の事項はなしとしており、入札した周波数ブロックなどは公表していない。
2.6GHz帯の取得に成功すれば、LTE方式で利用する計画である。
なお、Taiwan Star TelecomはLTE用の周波数は900MHz帯(Band 8)を10MHz幅のみ保有するが、Asia Pacific Telecom(亞太電信)が保有するCDMA2000方式の周波数と一部が被っており、CDMA2000方式のライセンスが満期を迎えるまでTaiwan Star TelecomのLTEサービスでは一部を除いて5MHz幅のみが利用可能と厳しい状況にある。
また、台湾の移動体通信事業者のLTEサービス加入者数では消滅予定のAMBIT Microsystems(國碁電子)を除き、最下位に転落して苦戦しているが、新たな周波数の獲得や新たな技術の導入で巻き返しを図る。
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