キプロス政府がモバイル用に800MHz帯・1.5GHz帯・2.6GHz帯・3.5GHz帯・3.7GHz帯の開放を計画
- 2015年09月07日
- 海外携帯電話
キプロスの行政機関で電気通信事業などを管轄するMinistry of Transport, Communications and Worksの電気通信部門は移動体通信用に800MHz帯、1.5GHz帯、2.6GHz帯、3.5GHz帯、3.7GHz帯を開放する計画を発表し、パブリックコメントの受け付けを開始した。
800MHz帯は791.0~821.0 MHzおよび832.0~862.0 MHzの30MHz幅*2で、LTE方式のBand 20に該当する。
1.5GHz帯は1452.0~1492.0 MHzの40MHz幅で、LTE方式でL-Bandと呼ばれるBand 32に該当し、下り専用となっている。
2.6GHz帯は2620.0~2690.0 MHzおよび2500.0~2570.0 MHzの70MHz幅*2と2570.0~2615.0 MHzの40MHz幅で、70MHz幅*2の周波数はLTE方式のBand 7に該当し、40MHz幅の周波数はBand 38またはBand 41に該当している。
3.5GHz帯は3400.0~3600.0 MHzの200MHz幅でLTE方式のBand 42となり、3.7GHz帯は3600.0~3800.0 MHzの200MHz幅でLTE方式のBand 43となる。
パブリックコメントや移動体通信事業者からの意見を反映し、最終的に割り当てる周波数を決定する見通し。
Ministry of Transport, Communications and Worksが割り当てる計画の周波数のうちBand 32の商用化は世界で全く事例がないが、2015年4月に欧州連合の執行機関である欧州委員会がハーモナイズを考慮した上で利用可能とし、英国では2社の移動体通信事業者が取得するが決定しており、今後は英国やキプロスを含む欧州連合加盟諸国で広がる可能性がある。
Ministry of Transport, Communications and Works
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