シンガポールの携帯電話キャリア3社が政府の新規参入優遇施策に不満を表明
- 2015年09月09日
- 海外携帯電話
シンガポールの移動体通信事業者であるSingapore Telecommunications (Singtel)、M1、StarHubはシンガポールの行政機関で電気通信事業などを管轄するシンガポール情報通信開発庁(Infocomm Development Authority of Singapore:iDA)の新規参入優遇施策に不満を表明したことが海外メディアの報道で分かった。
シンガポール情報通信開発庁は移動体通信用に225MHz幅を開放する計画を発表しており、主に4Gと呼ばれるLTE方式で利用されることを想定している。
第4の移動体通信事業者の参入を促進するシンガポール情報通信開発庁は新規参入企業を優遇する施策を用意しており、225MHz幅のうち4分の1以上となる60MHz幅を新規参入企業のために入札額を安く設定する方針を固めている。
また、入札額を安く設定する周波数にはカバレッジの拡大に有利な700MHz帯と900MHz帯が含まれており、新規参入後すぐにカバレッジを拡大できるよう配慮している。
しかし、これを受けて既存の移動体通信事業者3社は不満を表明しており、「第4の移動体通信事業者は必要ない」「既存3社の帯域幅が不足して低調なパフォーマンスを招く」などとシンガポール情報通信開発庁の決定に対して揃えて異議を唱えている。
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