カタールのOoredooが商用端末を用いた下り最大600MbpsのLTE Cat.11のテストを実施
- 2015年10月22日
- 海外携帯電話
カタールの移動体通信事業者であるOoredooは商用端末を用いてLTE UE Category 11の試験を実施したことを発表した。
LTE UE Category 11ではLTE-Advancedの主要技術であるキャリアアグリゲーションや変調方式に256QAMを導入し、通信速度は下り最大600Mbpsに達する。
この試験ではNokia Solutions and NetworksやNETGEARと協力しており、Nokia Solutions and Networks製の通信設備を採用し、NETGEAR製の商用端末を用いている。
NETGEAR製の商用端末はLTE UE Category 11に対応したモバイル無線LANルータであるNETGEAR Aircard AC810Sを用いており、試験環境下での実測値は下りが590Mbpsに達したという。
この速度を達成する試験はカタールのみならず湾岸協力会議(GCC)地域において初めての事例とのことである。
また、各社との次世代技術に関する共同研究および試験は第5世代移動通信システム(5G)への準備になるとアピールしている。
Ooredooはキャリアアグリゲーションによるサービスを4G+として展開しており、またOoredooとNETGEARは4G+に対応したモバイル無線LANルータを導入することで合意した。
すでにOoredooはLTE UE Category 6に対応したNETGEAR Aricard AC790Sを導入しており、将来的にはNETGEAR Aircard AC810Sの販売も開始すると思われる。
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