香港の3 Hong KongがTD-LTEの提供を開始していた
- 2015年12月16日
- Report
香港特別行政区(以下、香港)の移動体通信事業者であるHutchison Telecommunications Hong Kong Holdings(和記電訊香港控股:以下、3 Hong Kong)はLTEサービスでTD-LTE方式の運用を開始していることを確認した。
2012年5月にLTEサービスを開始してからFDD-LTE方式で提供してきたが、新たにTD-LTE方式も利用を開始している。
FDD-LTE方式の周波数は2.6GHz帯(Badn 7)と1.8GHz帯(Band 3)で、TD-LTE方式の周波数は2.3GHz帯(Band 40)となっている。
香港の行政機関で電気通信事業などを管轄するOffice of the Communications Authority(通訊事務管理局弁公室)が2012年2月6日にが実施したライセンスのオークションで、Hutchison Telecommunications Hong Kong Holdingsは2.3GHz帯の30MHz幅を取得することに成功した。
なお、Hutchison Telecommunications Hong Kong Holdings以外に2.3GHz帯を取得した企業はChina Mobile Hong Kong(中国移動香港)および21Vianet(世紀互聯)である。
China Mobile Hong Kongは2012年4月にFDD-LTE方式でLTEサービスを開始しており、2012年12月にTD-LTE方式の利用を開始した。
一方でHutchison Telecommunications Hong Kong Holdingsは長らくTD-LTE方式の利用が確認されていなかったが、2015年11月の時点でHutchison Telecommunications Hong Kong HoldingsがTD-LTE方式の利用を開始していることが確認できた。
2016年初めにはFDD-LTE方式とTD-LTE方式を束ねるキャリアアグリゲーションを商用化する計画も明らかにしている。
香港への渡航者は多い割に、周波数関連の情報はあまり出てこないように感じる。
香港では確認したい事項も多かったが、滞在時間はわずか5時間程度と短かったことが悔やまれる。
自分自身で確かめることが一番手っ取り早いので、次に香港に渡航する際はしっかりと時間を確保しておきたい。
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