スポンサーリンク

Telemorが東ティモール最大の携帯電話事業者に成長、補欠で免許取得からわずか2年でトップに



ベトナムのViettel Group (軍隊通信グループ)は同社の子会社で東ティモールの移動体通信事業者であるViettel Timor Lesteが東ティモール最大の移動体通信事業者に成長したことを明らかにした。

Viettel Timor Lesteはブランド名をTelemorとして東ティモール全土で移動体通信サービスを展開しており、約120万の東ティモールにおいて2015年第3四半期末の時点で約45万の加入者を抱えており、加入者数のシェアは47%に達して第1位を獲得したという。

東ティモールでは独立前より豪州のTelstraが各種通信サービスを提供していたが、独立後にポルトガルのPortugal Telecomなどが出資するTimor TelecomがTelstraから移動体通信事業を含む各種通信事業を引き継いだ。

Timor Telecomの独占が10年近く続いていたものの、2012年には東ティモール政府が新規参入企業を募集し、ジャマイカのDigicel傘下のDigicel Pacific、インドネシアのTelekomunikasi Indonesia傘下のTelekomunikasi Indonesia International (Telin)、インドネシアのGapura Caraka Kencana、そしてViettel Group傘下のViettel Global Investmentが応募した。

東ティモール政府はDigicel PacificとTelekomunikasi Indonesia Internationalにライセンスを交付することを発表したが、Digicel Pacificが辞退したために、Digicel Pacificの代わりとしてViettel Global Investmentにライセンスを交付した。

Viettel Global Investmentはライセンスの交付後に東ティモール法人のViettel Timor Lesteを設立している。

一方で、Telekomunikasi Indonesia Internationalは東ティモール法人としてTelin Timor Lesteを設立しており、Viettel Timor Lesteより先行してブランド名をTELKOMCELとして2013年3月に移動体通信サービスを開始し、Timor Telecomの独占が崩壊した。

Viettel Timor Lesteは最後発となり、2013年7月より移動体通信サービスを開始したが、2社が新規参入後の2014年には東ティモールの人口あたりの携帯電話普及率が60%から80%に増加しており、Viettel Timor Lesteが大きく貢献しているとアピールしている。

補欠でライセンスを取得したViettel Timor Lesteがわずか2年で約10年も独占していたTimor Telecomを追い越したことになる。

Viettel Timor Lesteは2014年の時点で人口カバー率が96%に達しており、また安価に利用できるプロモーションの実施やTelemorブランドで安価なスマートフォンを販売していることなどが急成長の要因と考えられる。

Viettel

スポンサーリンク

コメントを残す









  • follow us in feedly
  • Recent Entries


  • スポンサーリンク

    Instagram



  • Amazonアソシエイト

  • SNS

  • Calendar

    2023年9月
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    252627282930  
  • Archive

  • Select Category

  • LINK