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台湾で2.6GHz帯の周波数オークションが終了、亞太電信と遠傳電信がTD-LTEを導入へ



台湾の政府機関で電気通信事業を管轄する国家通訊伝播委員会(NCC)が実施していた2.6GHz帯の周波数オークションの結果が公示された。

2.6GHz帯の周波数オークションはFDD-LTE方式およびTD-LTE方式に開放する。

対象の周波数範囲はFDD-LTE方式が2550.0MHzを超え2570.0MHz以下および2620.0MHzを超え2690.0MHz以下のペアバンドで70MHz幅*2、TD-LTE方式が2575.0MHzを超え2615.0MHz以下の50MHz幅である。

割り当てブロックはFDD-LTE方式がD1ブロックの20MHz幅*2、D2ブロックの20MHz幅*2、D3ブロックの20MHz幅*2、D4ブロックの10MHz幅*2、TD-LTE方式がD5ブロックの25MHz幅、D6ブロックの25MHz幅となっている。

入札にはChunghwa Telecom(中華電信)、Far Eastone Telecommunications(遠傳電信)、Taiwan Mobile(台湾大哥大)、Asia Pacific Telecom(亞太電信)、Taiwan Star Telecom(台湾之星電信)の5社が参加したが、Taiwan Mobileは途中で棄権したため途中から4社となっている。

結果はD1ブロックがTaiwan Star Telecom、D2ブロックがChunghwa Telecom、D3ブロックがFar Eastone Telecommunications、D4ブロックがChunghwa Telecom、D5ブロックがAsia Pacific Telecom、D6ブロックがFar Eastone Telecommunicationsである。

Chunghwa TelecomはD2ブロックとD4ブロックの2ブロック、Far Eastone TelecommunicationsはD3ブロックとD6ブロックの2ブロック、その他の2社は1ブロックずつとなる。

なお、D5ブロックとD6ブロックはガードバンドの5MHz幅が含まれており、実際に利用可能な帯域幅は20MHz幅である。

落札額はD1ブロックが66億1,500万台湾ドル、D2ブロックとD3ブロックが69億5,000万台湾ドル、D3ブロックが30億500万台湾ドル、D5ブロックが22億2,500万台湾ドル、D6ブロックが21億8,000万台湾ドルとなった。

参考までに最低入札額がはD1ブロックが35億台湾ドル、D2ブロックとD3ブロックが37億台湾ドル、D4ブロックが19億台湾ドル、D5ブロックが9億台湾ドル、D6ブロックが7億台湾ドルに設定されていた。

Asia Pacific TelecomとFar Eastone TelecommunicationsはそれぞれD5ブロックとD6ブロックを獲得したため、台湾で初めてTD-LTE方式を採用することになる。

repofchina_2point6ghz_4g_lte
NCC

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