タイで900MHz帯の周波数オークションが終了、勝者はTrueとJasmine

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タイの政府機関で電気通信事業などを管轄するNational Broadcasting Telecommunications Commission(NBTC)は900MHz帯の周波数オークションの結果を公示した。

周波数オークションにはAdvanced Info Service (AIS)傘下のAdvanced Wireless Network (AWN)、Total Access Communication傘下のdtac TriNetとDTAC Broadband、True傘下のTrue Move H Universal CommunicationとHutchison Telecommunication (Thailand)、Jasmine International傘下のJas Mobile Broadbandが参加を表明したが、最終的にはAdvanced Wireless Network、dtac TriNet、True Move H Universal Communication、Jas Mobile Broadbandの4社が応札した。

当初の予定では周波数オークションの実施期間が2015年12月15日より3日間としていたが、2枠に対して4日目まで各社が争った。

対象となる帯域幅は20MHz幅*2となっており、2社で10MHz幅*2ずつ分け合うことになった。

周波数範囲はLot 1が895.0～905.0 MHzおよび940.0～950.0 MHz、Lot 2が905.0～915.0 MHzおよび950.0～960.0 MHzである。

4日間に及ぶ周波数オークションの結果、Lot 1をJas Mobile Broadbandが獲得し、Lot 2をTrue Move H Universal Communicationが獲得することに成功した。

落札額はJas Mobile Broadbandが756億5,400万タイバーツ、True Move H Universal Communicationが762億9,800万タイバーツに達する。

True Move H Universal Communicationは1.8GHz帯に続いて900MHz帯も獲得に成功したことになる。

また、Jas Mobile Broadbandは1.8GHz帯の獲得には失敗したものの、900MHz帯の獲得に成功して念願の移動体通信事業への新規参入が決まった。

NBTC