ベトナムメディアの2015年スマートフォン人気投票でBphoneがトップに
- 2015年12月20日
- Android関連
ベトナムの大手オンラインメディアであるVnExpressは2015年の人気デジタル製品を選出するTech Awards 2015の投票結果を発表した。
Tech Awards 2015はスマートフォン、タブレット、パソコンなど複数のカテゴリで人気投票を実施し、スマートフォンのカテゴリではトップ10の得票順位が公開された。
スマートフォンのカテゴリでトップに選ばれた製品はBkav Bphoneで、30.91%の支持を集めている。
Bkav BphoneはMade in Vietnamを前面に出しており、ベトナムのプレミアムブランドとして大きく注目を集めたスマートフォンである。
24金メッキの限定モデルを用意してプレミアム感を演出したり、ショールームの開設後は行列ができるなど、Bkav Bphoneに関する話題は絶えることなく、複数のスマートフォンの地場ブランドが存在するベトナムで代表的な存在となったことは間違いないだろう。
2015年のベトナムにおけるスマートフォン市場の動向を見ていれば、Bkav Bphoneがトップとなる結果は誰もが納得できるはずである。
2位には米国のAppleの元CEOらが設立したObi Worldphoneが投入したObi Worldphone SF1が選ばれており、Bkav Bphoneに迫る30.59%を集めた。
ベトナムでは移動体通信事業者や大手流通業者がObi Worldphoneの正規代理店となっており、店頭では大々的な広告展開も目立った。
ベトナムではボリュームゾーンとなるアフォーダブルな価格帯のスマートフォンであるが、独特なデザインを採用して同価格帯のスマートフォンと差別化している。
デザインでの差別化は一般ユーザにとって分かりやすく、Bphoneよりも手軽な価格帯であることや、Appleの元CEOらが開発した新ブランドという話題性も後押しし、人気を集めたと考えららえる。
3位はWiko HIGHWAY PURE 4Gで20.11%となっている。
Wikoはフランスを拠点としているが、ベトナムのスマートフォン市場に参入しており、積極的に展開している。
筐体は厚さが約5.1mmで質量が約98.0gと、薄型かつ軽量に仕上げられており、誰もが手に取った瞬間に薄さと軽さは感じることだろう。
4位にはようやくApple iPhone 6sが入っており、3位とは大差をつけられて4.81%となった。
ベトナムでは依然としてAppleのスマートフォンは人気が高く、特にスマートフォンの中でもApple iPhoneシリーズはひったくりに要注意と言われることもある。
Appleは2015年にホーチミンシティでベトナム法人としてApple Vietnamを設立しており、今後の盛り上がりが見込まれるベトナムのスマートフォン市場における展開を強化する計画である。
5位がBlackBerry PRIVで2.44%、6位がSamsung Galaxy Note5で1.57%、7位がSony Xperia Z5で1.31%となり、各社のハイエンドが入っている。
8位がASUS ZenFone 2で1.29%、9位がOPPO R7sで1.12%、10位がHTC One A9で0.84%となっている。
ベトナムでは地場ブランドのスマートフォンも多いが、炎上も含めて大きな注目を浴びたBkav Bphoneのみ地場ブランドでトップ10に食い込んだ。
最新の技術が導入されたハイエンドのスマートフォンが人気を集めることは当然であるが、ベトナムではアフォーダブルな価格のスマートフォンの販売量が多く、それが上位に入っている。
アフォーダブルな価格のスマートフォンは何らかの際立った特徴があり、他社と上手く差別化された機種が多くの支持を集めている。
全体的に2015年のベトナムにおけるスマートフォン市場を表す結果になったような印象を受ける。
なお、Bkavはこの結果を引用してBkav Bphoneが最も人気のスマートフォンであることを伝えている。
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