ベラルーシのMTS Belarusに900MHz帯のライセンスを交付、主にルーラルエリアの3Gで利用
- 2015年12月26日
- 海外携帯電話
ロシアのMobile TeleSystems傘下でベラルーシの移動体通信事業者であるMobile TeleSystems (Belarus)はベラルーシで電波行政を管轄するState Commission for Radio Frequenciesによって900MHz帯における移動体通信サービスのライセンスを2015年12月22日付けで交付を受けた。
これにより、900MHz帯(Band VIII)でW-CDMA方式による3Gサービスを提供することが可能となった。
ライセンス料として870万ユーロ(約11億4,700万円)を支払い、主にルーラルエリアにおける3Gサービスの展開に900MHz帯を活用することを明らかにしている。
これまでMobile TeleSystems (Belarus)の3Gサービスは2.1GHz帯(Band I)のW-CDMA方式のみで提供してきたが、エリア拡大に有利な900MHz帯を追加することで、GSM方式の2Gサービスと同じレベルまでカバレッジの拡大を目指す。
なお、2Gサービスのカバレッジはベラルーシの領土の98%をカバーしているとのことである。
3Gサービスで900MHz帯の利用を開始することにより、都市部では建物内における電波環境の改善も期待できるとしている。
なお、Mobile TeleSystems (Belarus)は親会社のMobile TeleSystemsと同様にMTSブランドで移動体通信サービスを展開している。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。