中国政府が中国電信の会長を重大な規律違反の疑いで拘束
- 2015年12月28日
- 海外携帯電話
中国政府は中国国有の通信事業者であるChina Telecom(中国電信)の会長を重大な規律違反の疑いで拘束していることを明らかにした。
中共中央紀律検査委員会と中華人民共和国監察部が運営する中央紀委監察部の公式ウェブサイトを通じてChina Telecomの会長を重大な規律違反の疑いで拘束した事実を認めている。
中央紀委監察部の公式ウェブサイトではChina Telecomの会長を重大な規律違反の疑いで拘束し、現在は取り調べ中と発表しており、それ以上の詳細な情報は公開していない。
China Telecomの会長はChina United Network Communications(中国聯合網絡通信)の会長などを経てChina Telecomの会長に就任している。
一般的に中国政府は汚職を重大な規律違反と呼称しており、China Telecomの会長は汚職の疑いで取り調べを受けていると認識して間違いないだろう。
中国の国有企業では深刻な汚職の蔓延が知られているが、中国政府は汚職の取り締まりを本格化しており、China Telecomの会長の取り調べも汚職を一掃するための捜査の一環と思われる。
China Telecomは中共中央紀律検査委員会と中華人民共和国監察部の発表に対して声明を発表しており、腐敗に対して抵抗する意識を高め、China Telecomのグループ全体で規律や法律を遵守する方針としている。
なお、China Telecomの一般業務に影響は生じていないが、China Telecomの会長が出席予定の会議は延期することになった模様である。
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