Qualcommと中国のQiKUが4G/3Gに関する特許ライセンス契約で合意
- 2015年12月29日
- 海外携帯電話
米国のQualcommは中国のQiku Internet Network Scientific Shenzhen(奇酷互聯網絡科技深圳)と第4世代移動通信システム(4G)および第3世代移動通信システム(3G)の特許ライセンス契約の締結に合意したことを発表した。
両社は中国における4Gおよび3Gに関する特許ライセンス契約を交わしたとのことで、QualcommはQiku Internet Network Scientific Shenzhenに対して4Gおよび3Gの技術を採用した端末機器の販売および開発するための特許ライセンスを付与したことを明らかにしている。
4GにはFDD-LTE方式やTD-LTE方式の技術、3GにはW-CDMA方式やCDMA2000方式の技術を含むとしており、ロイヤルティの金額など詳細な条件は公示されていない。
この特許ライセンス契約の合意を受けて、Qiku Internet Network Scientific Shenzhenは競争力を高めることが可能としており、Qualcomm傘下のQualcomm Technology Licensing (QTL)は歓迎する声明を公開している。
なお、Qiku Internet Network Scientific Shenzhenは中国の深圳に本社を置く企業で、QiKU(奇酷)ブランドでスマートフォンを展開している。
Coolpad(酷派)ブランドを展開する中国のYulong Computer Telecommunication Scientific(宇龍計算機通信科技)とセキュリティソフトウェア大手で中国のQihoo 360 Technology(奇虎360科技)が合弁で設立しており、出資比率はYulong Computer Telecommunication Scientificが50.5%、Qihoo 360 Technologyが49.5%となっている。
QiKUのブランド名はCoolpadとQihoo 360 Technologyの中国語表記に由来している。
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