キルギス政府、未登録のSIMカードを2月1日に無効化
- 2016年01月08日
- 海外携帯電話
キルギスの行政機関で電気通信事業を管轄するキルギス共和国国家通信庁(State Communications Agency of Kyrgyz Republic)は2016年2月1日に未登録のSIMカードを無効化することを発表した。
2016年2月1日に未登録のSIMカードを無効化することに伴い、2016年1月31日までに未登録のSIMカードを登録するよう呼びかけている。
キルギス共和国国家通信庁は携帯電話の不正利用を防ぐためにSIMカードの登録を義務化した。
キルギスでSIMカードを採用する携帯電話事業者はO!ブランドで展開するNur Telecom、MegaComブランドで展開するAlfa Telecom、Beelineブランドで展開するSky Mobileの3社で、この3社の利用者はSIMカードの登録が必要となる。
SIMカードの番号と所有者の個人情報を紐づけることで、利用者が不明なSIMカードがテロや犯罪などに利用されることを防ぐ狙いがある。
しかし、SIMカードの登録のペースが遅く、当初は2015年8月8日を締切としていたものの、2015年10月1日に延期しており、更に2016年1月31日に延期されていた。
2016年1月31日から延期することはなく、2016年2月1日から未登録のSIMカードは無効化に踏み切る。
2015年12月初めの時点で未登録のSIMカードは354000枚であることを明らかにしている。
中央アジアはイスラム過激派やテロリストなどの次なる拠点となる危険性が指摘されており、キルギスのように脆弱な国家は特に危ういとの見方も出ている。
キルギスではテロの計画があったことも分かっており、キルギスを含めた中央アジアを取り巻く情勢を考慮して、締切を延期せずに未登録のSIMカードは無効化する決断を下した可能性がある。
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