ネパールのNcellがエベレストでHSPA+を導入
- 2016年01月08日
- 海外携帯電話
ネパールの移動体通信事業者であるNcellはエベレスト山国立公園(チョモランマ)における通信品質の改善を完了したことを発表した。
Ncellは2010年に中国のZTE(中興通訊)と協力してエベレスト山国立公園の標高5180mの地点に3G対応基地局を設置しており、3G対応基地局としては世界最高高度の地点に設置したとアピールしていた。
3G対応基地局の通信方式はW-CDMA方式で、パケット通信はHSDPAを導入して下り最大3.6Mbpsで提供していたが、通信品質の改善の一環でHSPA+を導入しており、通信速度は下り最大21.1Mbpsに高速化した。
Ncellは2015年よりHSPA+を順次導入しており、その一環でエベレスト山国立公園のネットワークもアップグレードしている。
筆者は富士山登頂を断念したことがあるので、エベレスト山国立公園でNcellのHSPA+を使う挑戦は大変厳しそうである。
なお、NcellはスウェーデンのTeliaSoneraグループであるが、TeliaSoneraはマレーシアのAxiataにNcellを売却することで合意しており、Axiataグループとなる予定である。
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