サウジアラビアSTCがクウェートVIVAの買収額を引き上げない方針を示す
- 2016年01月09日
- 海外携帯電話
サウジアラビアの移動体通信事業者であるSaudi Telecom Company (STC)はクウェートの移動体通信事業者であるKuwait Telecom Companyの買収額を引き上げない方針を明らかにした。
Kuwait Telecom Companyはブランド名をVIVAとしてクウェートで移動体通信事業を手掛けており、株主構成はSaudi Telecom Companyが26%、クウェートの政府機関が24%、クウェートの個人投資家が50%となっている。
Saudi Telecom Companyは同社が保有していないすべてのKuwait Telecom Companyの株式を取得し、Kuwait Telecom CompanyをSaudi Telecom Companyの完全子会社とする計画である。
買収案としてSaudi Telecom Companyは1株あたり1クウェートディナールでKuwait Telecom Companyの株式を取得する案を提示していたが、Kuwait Telecom Companyの取締役はSaudi Telecom Companyの買収案は公平ではないと主張している。
これを受けてSaudi Telecom Companyは買収額を引き上げるとの噂も出たが、Saudi Telecom Companyは買収額を引き上げる意思はなく、クウェートの規則に従って買収を提案することを明らかにしている。
Saudi Telecom Companyは中東をリードする通信企業として研究開発など広範囲にわたるKuwait Telecom Companyの事業に投資する計画としており、競争が非常に厳しい市場で戦略的にKuwait Telecom Companyの成長をサポートする方針を示している。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。