ノルウェー政府年金ファンドがZTEの株式を売却へ、世界各国における汚職を問題視
- 2016年01月14日
- 海外携帯電話
ノルウェー政府年金基金を運営するNorges Bank(ノルウェー中央銀行)は中国のZTE(中興通訊)を投資ポートフォリオから除外することで決定した。
Norges Bankの理事会は世界各国におけるZTEの汚職を問題視しており、危険性を感じたことで株式を売却して投資ポートフォリオから除外することに決めたことを明らかにしている。
ZTEはフィリピン、ミャンマー(ビルマ)、マレーシア、シンガポール、ケニア、ナイジェリア、リベリア、ザンビアなど世界の18ヶ国で汚職が指摘されており、一部の国ではすでに調査を受けているという。
過去にはZTEのアルジェリア法人であるZTE Algerieの幹部は2012年に汚職で有罪判決を受けており、10年の禁固刑が言い渡されているほか、ZTEは判決から2年はアルジェリアにおける公共事業の入札から締め出されていた。
なお、ノルウェー政府年金基金によるZTEへの出資比率は0.15%となっている。
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