中国電信と中国聯通が戦略的提携を締結、スマートフォンの共同開発も
- 2016年01月14日
- 海外携帯電話
中国国有の通信事業者であるChina Telecom Group(中国電信集団:以下、China Telecom)と同じく中国国有の通信事業者であるChina United Network Communications Group(中国聯合網絡通信集団:以下、China Unicom)は戦略的提携を締結した。
戦略的提携の契約内容に基づき、China TelecomとChina Unicomは5つの事業に置いて協力する。
5つの事業のうち1つめはネットワーク共有を促進し、ネットワークのカバレッジを効率的に拡大するという。
ネットワーク共有により移動体通信サービスの強化を実現するとのことで、特に緊急時は相互にサポートして大規模災害などでダウンしない強力なネットワークを構築する。
2つめは端末の共同開発となり、顧客の多様なニーズに応えるためにChina TelecomとChina Unicomの両ネットワークに対応した全網通なスマートフォンが標準となるよう推進していく。
全網通はFDD-LTE/TD-LTE/W-CDMA/TD-SCDMA/CDMA2000/GSM方式の6モードとなり、China TelecomとChina Unicomはもちろんのこと中国すべての移動体通信事業者で利用可能とする。
3つめはネットワークの相互接続において連携し、顧客体験の向上に繋げる。
4つめは新たな事業分野への参入や革新的な事業の開発において協力体制を構築する。
5つめは中国以外の移動体通信事業者も含めて国際ローミングに関して協力する計画である。
China TelecomとChina Unicomは移動体通信サービスなどでChina Mobile Communications(中国移動通信:China Mobile)より大幅に出遅れており、China TelecomとChina Unicomは協力体制を築くことで競争力を高める。
また、China TelecomとChina Unicomは戦略的提携を締結する前より人的交流を行っており、経営統合を視野に入れているとの見方まで出ている。
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