韓国の国防部が韓国軍に兵士受信用共用携帯電話を導入、LG U+が無償支援
- 2016年01月30日
- 海外携帯電話
韓国の行政機関で韓国軍の統括も管轄する国防部は韓国軍の兵士が家族や親戚などと通話可能な兵士受信用共用携帯電話の導入を韓国軍全体で完了したことを発表した。
兵士受信用共用携帯電話は2015年に前方部隊など一部部隊で優先的に11364台を導入しており、効果などを検証しつつ韓国軍全体に拡大する計画であったことを明らかにしている。
韓国軍全体の生活館で兵士受信用共用携帯電話の導入を完了し、2016年1月30日より韓国軍全体で本格的な運用を開始する。
導入を完了した兵士受信用共用携帯電話は韓国軍全体で44686台に達し、これにより勤務時間外となる勤務終了後の18時から就寝前の22時の時間に、家族や親戚は兵士に電話をかけることができる。
これまでは兵士と家族や親戚などが通話するためには部隊公衆電話の利用または軍マート(PX)で携帯電話を借りる必要があったが、今後は気軽に着信を受けることが可能としている。
なお、兵士受信用共用携帯電話は兵士が着信を受けるのみとなっており、兵士側から家族や親戚などに発信することは不可となっている。
国防部は兵士の孤立感や親の不安感を解消できると主張している。
兵士受信用共用携帯電話は韓国の移動体通信事業者であるLG Uplus (LG U+)のネットワークを利用しており、LG Uplusは利用料金や3年間の端末保証などを無償で提供する破格的な支援を行っている。
当初は国防部では2018年末までに段階的に韓国軍全体に兵士受信用共用携帯電話を導入する計画であったが、LG Uplusの破格的な提案が韓国軍全体への導入を早めたとしており、国防部は兵営文化の革新および国防予算の削減に大きく寄与したとしてLG Uplusに長官感謝碑を授与する予定としている。
なお、LG Uplusは朝鮮民主主義人民共和国の地雷や砲撃などで韓国が緊張状態に直面した際に兵士の献身的な活動に感心し、破格的な支援を提供することに決定したという。
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