韓国のLG U+がアップリンクでCAや64QAMを導入、3月以降に上り最大112.5Mbpsに高速化
- 2016年02月10日
- 海外携帯電話
韓国の移動体通信事業者であるLG Uplus (LG U+)は上りでLTE-Advancedの主要技術であるキャリアアグリゲーション(CA)や64QAMを導入する準備が完了したと発表した。
LG UplusのLTEサービスは2.6GHz帯(Band 7)の20MHz幅*2、2.1GHz帯(Band 1)の10MHz幅*2、850MHz帯(Band 5)の10MHz幅*2を使用しており、これまで上りの通信速度は2.6GHz帯で上り最大50Mbps、2.1GHz帯もしくは850MHz帯で上り最大25Mbpsとなっている。
キャリアアグリゲーションの導入により2.6GHz帯と2.1GHz帯または850MHz帯を束ねて上り最大75Mbpsに高速化する。
また、これまで上りの変調方式は16QAMを導入しているが、64QAMを導入して周波数利用効率を高める。
64QAMを適用することで通信速度は1.5倍の高速化を実現し、キャリアアグリゲーションと64QAMを同時に適用することで上り最大112.5Mbpsとなる。
2016年3月以降には上りのキャリアアグリゲーションや64QAMに対応したスマートフォンが発売される予定としており、それに合わせて上りのキャリアアグリゲーションおよび64QAMを商用化する。
なお、2016年3月にはLG ElectronicsのフラッグシップとなるLG G5、Samsung ElectronicsのフラッグシップとなるSamsung Galaxy S7およびSamsung Galaxy S7 edgeが発売される見込みで、これらのうちのいずれかもしくはすべての機種が上りのキャリアアグリゲーションや64QAMに対応する可能性がある。
LG Uplusは高速なダウンロードとアップロードを合わせて提供することで高精細な映像サービスを迅速に楽しめるとしており、顧客の生活を豊かにする通信技術を開発および導入することで5G時代を先導するとアピールしている。
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