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マレーシアのTMがP1への出資比率を引き上げ、携帯電話事業の再参入に向けて支配力を強化



マレーシアの通信事業者であるTelekom Malaysia (TM)は同じくマレーシアの通信事業者でP1ブランドを展開するPacket One Networks (Malaysia)への出資比率を引き上げた。

Packet One Networks (Malaysia)はマレーシアのGreen Packetの子会社として設立されたが、2014年にTelekom Malaysiaが子会社化を完了している。

すでにTelekom MalaysiaはPacket One Networks (Malaysia)の筆頭株主となっているが、Telekom MalaysiaはPacket One Networks (Malaysia)への出資比率を高めてPacket One Networks (Malaysia)の支配力を強化する。

Telekom Malaysiaは子会社のMobikomを通じてPacket One Networks (Malaysia)の株式を追加取得することになり、Packet One Networks (Malaysia)への出資比率はTelekom Malaysiaが55.3%から72.9%に、Green Packetが31.1%から18.9%に、韓国のSK Telecomが13.6%から8.2%となる。

Packet One Networks (Malaysia)は2.3GHz帯でWiMAXサービスを提供しているが、取得済みの2.6GHz帯でLTEサービスの提供を開始する計画である。

Telekom Malaysiaはすでに850MHz帯(Band 5)でLTEサービスを開始しているが、Packet One NetworksがLTEサービスを開始すれば相互に接続可能とする見込み。

また、Telekom MalaysiaとPacket One Networks (Malaysia)とマレーシアの移動体通信事業者であるCelcom Axiataの3社はPacket One Networks (Malaysia)の利用者に対して国内ローミングとしてCelcom Axiataのネットワークを利用することで合意しており、Telekom MalaysiaはPacket One Networks (Malaysia)を通じて携帯電話サービスへの再参入を目指すことが分かっている。

Packet One Networks (Malaysia)を通じて携帯電話サービスに再参入するにあたり、Telekom MalaysiaはPacket One Networks (Malaysia)の支配力を高めるために出資比率を引き上げたと思われる。

Telekom Malaysia

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