韓国のLG U+が256QAMを商用化、3CC CAと256QAMで下り最大400Mbpsに
- 2016年02月16日
- 海外携帯電話
韓国のLG Uplus (LG U+)はLTEサービスにおける下りの多値変調方式で256QAMを商用化すると発表した。
下りの多値変調方式は64QAMを導入済みであるが、256QAMの導入によって帯域幅が同一であれば64QAM比で約33%の高速化を実現する。
例えば帯域幅が20MHz幅の搬送波であれば64QAMでは下り最大150Mbpsとなるが、256QAMでは下り最大200Mbpsとなる。
LG UplusのLTEサービスはFDD-LTE方式の2.6GHz帯(Band 7)が20MHz幅、FDD-LTE方式の2.1GHz帯(Band 1)が10MHz幅、FDD-LTE方式の850MHz帯(Band 5)が10MHz幅であるため、256QAMを適用することで2.6GHz帯では150Mbpsから200Mbpsに、2.1GHz帯では75Mbpsから100Mbpsに、850MHz帯では75Mbpsから100Mbpsに高速化する。
256QAMとLTE-Advancedの主要技術であるキャリアアグリゲーション(CA)を高度化した3コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(3CC CA)を同時に適用することで、通信速度は下り最大400Mbpsに達する。
ネットワークレベルでは商用化しており、顧客は対応端末の発売と同時に利用可能としている。
LG Uplusは中国のHuawei Technologies (華為技術)と256QAMの開発を進めてきたことを明らかにしており、256QAMの商用化は世界初と謳っている。
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