シンガポール政府が周波数オークションの計画を公開、APT700やTD-LTEを導入へ
- 2016年02月19日
- 海外携帯電話
シンガポールの行政機関で電気通信事業などを管轄するInfo-communications Development Authority of Singapore (iDA)は周波数オークションの計画を公開した。
移動体通信用に上下合計で245MHzを開放する計画で、開放する周波数は700MHz帯、900MHz帯、2.3GHz帯、2.5GHz帯となっている。
700MHz帯はFDDで703.0~748.0 MHzおよび758.0~803.0 MHzの45MHz幅*2、900MHz帯はFDDで885.0~915.0 MHzおよび930.0~960.0 MHzの30MHz幅*2、2.3GHz帯はTDDで2300.0~2340.0 MHzの40MHz幅、2.5GHz帯はTDDで2570.0~2615.0 MHzの45MHz幅となる。
なお、900MHz帯はGSM方式で移動体通信事業者3社が使用しているが、900MHz帯のライセンスが2017年4月1日となっており、移動体通信事業者3社は共同で2017年4月1日にはGSM方式を終了することを発表している。
開放する周波数のライセンス有効期間は700MHz帯が2018年1月1日から15年間、900MHz帯、2.3GHz帯、2.5GHz帯が2017年4月1日から16年間となっている。
周波数オークションの入札単位と最低入札額は700MHz帯と900MHz帯が5MHz幅*2で2,000万シンガポールドル、2.3GHz帯と2.5GHz帯が5MHz幅で300万シンガポールドルに設定している。
なお、700MHz帯はAPT700 FDDと呼ばれるBand 28、900MHz帯はBand 8、2.3GHz帯はBand 40、2.5GHz帯はBand 38またはBand 41に該当する。
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