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NTTドコモがTD-LTEの3.5GHz帯を利用したCAの屋外試験を実施、6月に下り最大370Mbpsへ高速化を目指す



NTT docomoは2016年2月24日に千葉県のフィールド試験実験基地局においてFDD-LTE方式とTD-LTE方式を組み合わせたキャリアアグリゲーション(CA)の通信試験を実施し、下り340Mbpsを超えるデータ通信に成功したことを発表した。

キャリアアグリゲーションの組み合わせはFDD-LTE方式の1.8GHz帯(Band 3)を1コンポーネント・キャリア、TD-LTE方式の3.5GHz帯(Band 42)を2コンポーネント・キャリアで、CA_3A-42Cの3コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(3CC CA)となる。

理論値はFDD-LTE方式の1.8GHz帯が1コンポーネント・キャリアで下り最大150Mbps、TD-LTE方式の3.5GHz帯が1コンポーネント・キャリアで下り最大110Mbpsとなり、3CC CAを適用することで下り最大370Mbpsとなる。

上りはキャリアアグリゲーションを適用しておらず、プライマリはFDD-LTE方式の1.8GHz帯となるため上り最大50Mbpsである。

3.5GHz帯は2014年12月に総務省から開設計画の認定を受けた新たな周波数で、TD-LTE方式を採用することが決まっている。

NTT docomoはキャリアアグリゲーションによるサービスをPREMIUM 4Gとして展開しているが、2016年6月にTD-LTE方式の3.5GHz帯を利用してPREMIUM 4Gを下り最大370Mbpsへ高速化する計画である。

通信試験で下り340Mbpsを超えるデータ通信に成功したことで、TD-LTE方式の3.5GHz帯を導入することで通信速度の高速化の実現性を確認できたとしている。

TD-LTE方式の3.5GHz帯を利用した下り最大370Mbpsの3CC CAはつトラヒックが逼迫したエリアから導入する方針である。

NTT docomo

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