アルメニアの携帯電話事業者3社がナゴルノ・カラバフへの国際電話とローミングを値下げ

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アルメニアの移動体通信事業者でBeelineブランドを展開するArmenia Telephone Company (Armentel)、VivaCell-MTSブランドを展開するK Telecom、Orange Armeniaと合併したUCOMの3社はナゴルノ・カラバフへの国際電話およびSMSとナゴルノ・カラバフにおけるローミングの料金を値下げした。

国際電話とSMSの値下げは374-97から始まる電話番号が対象としている。

374-97はナゴルノ・カラバフで携帯電話に割り当てられている電話番号で、ナゴルノ・カラバフの携帯電話への国際電話やSMSを値下げしたことになる。

また、ナゴルノ・カラバフにおけるローミングの料金も値下げしており、ナゴルノ・カラバフでは唯一の移動体通信事業者であるKarabakh Telecom (KT)のネットワークを利用する。

ナゴルノ・カラバフは領土問題を抱えており、アゼルバイジャンとアルメニアが対立する原因のひとつである。

国際的にはアゼルバイジャンの領土としてみなされているが、アルメニア系の住民が実効支配しており、アルメニア軍が駐留するなど実質的にはアルメニアの支配下にある。

2016年4月1日以降、ナゴルノ・カラバフではアルメニア軍とアゼルバイジャン軍の軍事衝突が発生して民間人にも犠牲者が発生する状況となっている。

アルメニアの移動体通信事業者各社はナゴルノ・カラバフにアルメニア系の住民が多いことを考慮し、安全確認の電話などを躊躇することなく使えるよう国際電話やローミングの料金を値下げした。

Beeline Armenia
VivaCell-MTS
UCOM