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シンガポール政府が周波数オークションの規則を確定、新規参入は2016年Q3に募集開始へ



シンガポールの行政機関で電気通信事業などを管轄するInfo-communications Development Authority of Singapore (以下、iDA)は2016年に実施する移動体通信向け周波数オークションの規則を確定した。

周波数の割当計画に関しては2016年4月に公開された周波数オークションの規則から大きな変更はないが、実施時期には遅延が生じている。

周波数オークションは新規参入用と既存の移動体通信事業者用の2段階で実施する。

新規参入用は新規参入への関心を示す企業が存在すれば実施し、新規参入への関心を示す企業が存在しなければ既存の移動体通信事業者用のみとする。

また、新規参入用の周波数オークションを通じて新規参入が決定すれば、既存の移動体通信事業者用の周波数オークションにも参加できる。

既存の移動体通信事業者用の周波数オークションは参加を強制するわけではなく、限りなく可能性は低いもののすべての移動体通信事業者が放棄すれば規則上は実施しないことになる。

2016年9月1日に新規参入を計画する企業の募集を開始し、新規参入用の周波数オークションを実施する場合は2016年第4四半期に終了する計画である。

その後、既存の移動体通信事業者用の周波数オークションも2016年第4四半期中に終了する計画で、すべての工程を2016年中に終えるとしている。

当初の計画では2016年第3四半期中に新規参入用の周波数オークションを完了するとしていたが、少し延期したことが分かる。

対象となる周波数は早ければ2017年4月1日より利用可能で、新規参入を実現する企業が登場すれば規則上は2017年4月1日から参入できることになる。

iDA

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