イラン当局がPokémon GOを禁止か、海外メディアが報じる
- 2016年08月06日
- その他スマートフォン
イラン当局は米国のNianticが提供するスマートフォン向けアプリ「Pokémon GO (ポケモン・ゴー)」のプレイを禁止したことが複数の海外メディアの報道で分かった。
イランの政府機関である仮想空間高等評議会がイラン国内でPokémon GOのプレイを禁止する決定を下したと報じられている。
仮想空間高等評議会はインターネットの利用により個人や社会に与える弊害を防ぐために設置された。
イランイスラム革命最高指導者の指導で設置された背景から、インターネットがイランやイスラムの生活様式に与える社会的害悪の撲滅や文化的な侵略に対する対処も中心的な任務としている。
一部のSNSはアクセスを遮断するなど検閲が厳しいことで知られるイランであるが、安全保障上の懸念があるとしてPokémon GOのプレイを禁止したという。
世界ではPokémon GOのプレイ中に立入禁止区域に入るなど多くのトラブルが報告されているが、イランには軍関連施設や宗教関連施設など一般市民による立入禁止や撮影禁止の場所が多く、Pokémon GOのプレイ中に立入禁止の場所に入ることや、撮影禁止の場所においてAR機能でのカメラ利用を防ぐ狙いがあると思われる。
これまでにイランで多くの人々がPokémon GOをプレイしていると伝えられているが、一般的にイランを仕向先としてソフトウェア、サービス、技術を含めた米国企業の製品を輸出または再輸出することは一部条件を除いて米国政府による輸出管理規則で禁止しており、イランでPokémon GOをプレイできることは米国側で問題視される可能性もある。
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